EVENT
グランシップ主催
音楽

伊藤ゴロー+ジャキス&パウラ・モレレンバウム~Tribute to Ryuichi Sakamoto~

日時 2024年12月4日(水)19:00開演
会場 中ホール・大地
料金 全席指定/一般5,000円、こども・学生1,000円(28歳以下の学生)
※未就学児入場不可
プレイガイド グランシップ窓口
グランシップチケットセンター TEL. 054-289-9000
チケットぴあ Pコード:279-341
発売日 グランシップ友の会先行販売:9/1(日)~9/7(土)
一般発売:9/8(日)~
主催 公益財団法人静岡県文化財団・静岡県
問合せ グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000

Photo by Great The Kabukicho

ブラジル音楽と坂本龍一との縁で結ばれた稀代のサウンドメイカー伊藤ゴローとジャキス・モレレンバウム。
Morelenbaum2/Sakamotoのアルバム『CASA』でヴォーカルを担当したパウラ・モレレンバウム。
ジャンルを超えた仲間たちと紡ぐ、坂本龍一へのオマージュ。

【出演】
伊藤ゴロー(ギター、編曲)
ジャキス・モレレンバウム(チェロ)
パウラ・モレレンバウム (ヴォーカル)
佐藤浩一(ピアノ)
小川慶太(ドラムス、パーカッション)
角銅真実(パーカッション)
伊藤彩(ヴァイオリン)
スペシャルゲスト:坂本美雨(ヴォーカル)

《タワーレコードの音楽ガイドメディア「Mikiki」で、「伊藤ゴロー+ジャキス&パウラ・モレレンバウム~Tributo to Ryuichi Sakamoto~」についてのコラムが掲載されました。》

「ジャキス&パウラ・モレレンバウムが伊藤ゴローと坂本龍一トリビュート公演を開催 佐藤浩一ら率いてビルボードライブのステージへ」
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/39150


《出演者からメッセージをいただきました!》

パウラ・モレレンバウム(ヴォーカル)
「運命に導かれ坂本龍一さんに出会い、一緒にアルバムをつくり、世界中を旅し、あちこちの素晴らしい劇場やフェスティバルで共演し、とても親しくさせていただいてきました。坂本さんと過ごした日々をまるで今日のことのように感じますし、彼との思い出は今でも私たちの魂を満たしてくれます。今回坂本さんへのトリビュート公演をしたいと着想してから真っ先に伊藤ゴローさんとジャキスに声をかけました。ゴローさんは素晴らしいミュージシャンであり、ブラジルのスピリッツを美しく体現するギターにいつも心奪われています。そしてジャキスは、私を坂本龍一さんに紹介してくれた張本人なのです。今回のトリビュート公演には、素晴らしい日本のミュージシャンたち、そしてスペシャルゲストも参加してくださいます。みなさんそれぞれのかたちで坂本さんとの結びつきがあります。今回お届けする坂本さんの楽曲、そして坂本さんと一緒に演奏してきたジョビンの楽曲で、会場のみなさまを愛で包みたいと思います。ご逝去から1年以上たったいま、悲しみはまだ癒えませんが、こうして日本で坂本さんへのトリビュート公演ができることをとても嬉しく思います。 」

ジャキス・モレレンバウム(チェロ)
「久しぶりに日本に戻り、偉大なる師そして友人でもある坂本龍一さんへトリビュートしたコンサートができることを大変楽しみにしていますし、いろいろな想いに溢れています。先日、坂本さんと共通の友人から、坂本さんが私のことを「ブラザー」だと思っていたということを聞きました。まったく同じように、坂本さんは私にとって「ブラザー」です!そして今回のトリビュート公演で、私のもうひとりの日本の「ブラザー」である伊藤ゴローさんとご一緒できることをとても嬉しく思います。私をゴローさんに紹介してくれたのはまさに坂本さんなのです。ツアーが楽しみでたまりません。」

伊藤ゴロー(ギター・編曲)
「MORELENBAUM2/SAKAMOTO「casa」での教授(坂本龍一)の試みは、ボサノヴァという"聖なる隠れ家"から、ジョビンの作曲を新たに具現化することだったと感じています。このツアーでは、尊敬するパウラ&ジャキス・モレレンバムと共に、教授の美学と哲学に挑み、その魅力を皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです。」

伊藤ゴロー(ギター、編曲)


Photo Takashi Homma / Costume minä perhonen

青森市出身の作曲家、ボサノヴァ・ギタリスト、音楽プロデューサー。
ボサノヴァ・フィーリングを感じさせる独自の楽曲で、ロック〜クラシック〜ミニマルとジャンルを横断し、高度な構築力を持ちながら、心地よく楽しめる音楽世界を探求。編曲においては、独特のハーモニーからコードの魔術師と呼ばれる。ソロ活動以外にも、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏との共演や、ブラジルのミュージシャンとも親交が深く、ジャキス&パウラのモレレンバウム夫妻との共演は海外でも話題を呼んだ。近年のプロデュース作品は、原田知世『恋愛小説4〜音楽飛行』(2023)、『fruitful days』他。映画音楽『桜のような僕の恋人』(2022)、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(2024)など、映像との音楽も多数手がける。
 2006年、自身が企画した『ペンギンカフェオーケストラ・トリビュート』をきっかけに坂本龍一氏との交流がはじまった。2008年、ボサノヴァ・デュオnaomi & goroのアルバム『Bossa Nova Songbook 1』を坂本氏のレーベルcommmonsからリリース。その後、坂本氏からジャキス・モレレンバウムを紹介され、リオデジャネイロで『Bossa Nova Songbook 2』『passagem』を録音。坂本氏もピアノで参加。その他、ソロアルバムや、自身が企画したアルバムもcommmonsからリリースした。

ジャキス&パウラ・モレレンバウム



ジャキス・モレレンバウム(チェロ)

1954年生まれ、ブラジル・リオデジャネイロ出身のチェロ奏者。父は指揮者、母はピアノ教師という音楽一家に育つ。10代でビートルズに熱中し、20歳の時にプログレ・バンド、バルカ・ド・ソルのチェリストとしてデビュー。その後、ミュージシャン、アレンジャー、プロデューサーとして、アントニオ・カルロス・ジョビン、カエターノ・ヴェローゾ、カルリーニョス・ブラウンと共演し、ジスモンチからスティングまで、数多くのアーティストとの共演歴を誇る。坂本龍一氏とは、カエターノ・ヴェローソからの紹介をきっかけに93年のコンサートで初共演。その後、1996年にエバートン・ネルソン(Vn)とのトリオでワールドツアーを行い、アルバム『1996』をリリース。2001年には妻のパウラ・モレレンバウンと共に、アントニオ・カルロス・ジョビンが生前に愛用していたスタジオと楽器を使い、ジョビンの楽曲を録音したアルバム『CASA』をリリースした。2011年には再びピアノ、チェロ、ヴァイオリンでのトリオ(ヴァイオリンはジュディ・カン)でヨーロッパツアーを行い、2012年に「THREE」をリリース。坂本氏とは、音楽のパートナーとして交流を深め続けた。



パウラ・モレレンバウム(ヴォーカル)

1962年、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。ボサノヴァの巨匠アントニオ・カルロス・ジョビンが惚れ込んだ歌声をもつ現代ボサノヴァ界のカリスマ・シンガー。ジャキス・モレレンバウムの妻でもある。 1987年より約10年以上に渡り、夫ジャキスと共にジョビンのグループ、バンダ・ノヴァで活躍後、ジャキスのプロデュースで1stアルバム『Paula Morelenbaum』を1992年にリリース。1995年に発売した坂本龍一のアルバム『Smoochy』のうちの3曲にゲストとしてフィーチャーされた。2001年には、坂本龍一、ジャキスとのMORELENBAUM2/SAKAMOTO名義で、ジョビンに捧げるアルバム『CASA』を発表、米国のビルボード誌によって2001年のベスト10アルバムにも選出されるなど世界的なヒットとして注目を集めた。

出演

佐藤浩一(ピアノ)


ピアニスト/作曲家/編曲家。1983年生まれ。横浜市出身。洗足学園音楽大学、バークリー音楽大学卒業。ジャズ/即興/室内楽/ポストクラシカル/ポップス/映画音楽など幅広いフィールドで活動。伊藤ゴロー、福盛進也、挾間美帆m_unit、原田知世、象眠舎などに参加。TVアニメ「青のオーケストラ」(2023)の劇中音楽のピアノ演奏を担当。2024年にはマリア・シュナイダーの特別編成チェンバー・オーケストラで日本初演の作品を演奏するなど、クラシックにも演奏の幅を拡げている。



小川慶太(ドラムス、パーカッション)

1982年生まれ。長崎県佐世保市出身。15歳のときにドラムをはじめる。2005 年渡米。その年の秋にバークリー音楽学院に専攻をドラムセットからハンドパーカッションに変えて入学。 2007年ブラジルのリオデジャネイロで3ヶ月、ブラジル音楽シーンにおいて重要な ジョルジーニョ・ド・パンデーロなどに師事。渡米後、ヨーヨーマをはじめ、アサド兄弟、ボストン・シンフォニーオーケストラ、日本では、MISIA, 原田知世などジャンルを超えてトップアーティストたちと共演。これまでに3度のグラミー賞受賞、5度のグラミー賞にノミネートされている。



角銅真実(パーカッション)


音楽家、打楽器奏者。長崎県の山と川に囲まれ育つ。マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉、さまざまな身の回りのものを用いて、楽曲制作やパフォーマンスなど自由な表現活動を展開している。2022年には、映画『よだかの片想い』主題歌「夜だか」を配信リリース。
2024年1月には、4年ぶりのソロアルバム「Contact」をリリースした。 


伊藤彩(ヴァイオリン)


5歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学付属高等学校を卒業後、ウィーン市立音楽院での2年間の留学期間を経て東京音楽大学を卒業。卒業後はアーティストのライブサポート、レコーディングを主に活動中。伊藤ゴロー氏と長年に渡り多数共演。2023年8月、音楽レーベルMusilogueより自身の作曲によるミニアルバム「ゼロの定規」を配信リリース。

スペシャルゲスト:坂本美雨(ヴォーカル)

ミュージシャン。1980 年、音楽一家に生まれ、東京とNY で育つ。1997 年、「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義で歌手デビュー。音楽活動に加え、ラジオテレビ司会、ナレーション、執筆、演劇など表現の幅を広げている。2011 年よりTOKYOFM/JFN 系全国ネット『坂本美雨のディアフレンズ』のパーソナリティを担当。2024年4月よりNHK E テレ「日曜美術館」司会に就任。愛猫家として知られ、著書に「ネコの吸い方」がある。自身のSNSでも愛猫“サバ美”や娘との暮らしを綴っている。2021 年、アルバム「birds fly」をリリース。「東京2020 パラリンピック」開会式でパラ楽団のボーカルとして「いきる | LIVE」を歌唱。2022年、活動25周年を迎え、記念シングル「かぞくのうた」、娘との日々を綴ったエッセイ「ただ、一緒に生きている」(光文社)を上梓。2023年12月に韓国(ソウル)でワンマンライブを開催した。最新作はEP『あなたがだれのこどもであろうと』 。

Photo 前康輔

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