ブラジル音楽と坂本龍一との縁で結ばれた稀代のサウンドメイカー伊藤ゴローとジャキス・モレレンバウム。
Morelenbaum2/Sakamotoのアルバム『CASA』でヴォーカルを担当したパウラ・モレレンバウム。
ジャンルを超えた仲間たちと紡ぐ、坂本龍一へのオマージュ。
【出演】
伊藤ゴロー(ギター、編曲)
ジャキス・モレレンバウム(チェロ)
パウラ・モレレンバウム (ヴォーカル)
佐藤浩一(ピアノ)
小川慶太(ドラムス、パーカッション)
角銅真実(パーカッション)
伊藤彩(ヴァイオリン)
スペシャルゲスト:坂本美雨(ヴォーカル)
《タワーレコードの音楽ガイドメディア「Mikiki」で、「伊藤ゴロー+ジャキス&パウラ・モレレンバウム~Tributo to Ryuichi Sakamoto~」についてのコラムが掲載されました。》
「ジャキス&パウラ・モレレンバウムが伊藤ゴローと坂本龍一トリビュート公演を開催 佐藤浩一ら率いてビルボードライブのステージへ」
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/39150
《出演者からメッセージをいただきました!》
パウラ・モレレンバウム(ヴォーカル)
「運命に導かれ坂本龍一さんに出会い、一緒にアルバムをつくり、世界中を旅し、あちこちの素晴らしい劇場やフェスティバルで共演し、とても親しくさせていただいてきました。坂本さんと過ごした日々をまるで今日のことのように感じますし、彼との思い出は今でも私たちの魂を満たしてくれます。今回坂本さんへのトリビュート公演をしたいと着想してから真っ先に伊藤ゴローさんとジャキスに声をかけました。ゴローさんは素晴らしいミュージシャンであり、ブラジルのスピリッツを美しく体現するギターにいつも心奪われています。そしてジャキスは、私を坂本龍一さんに紹介してくれた張本人なのです。今回のトリビュート公演には、素晴らしい日本のミュージシャンたち、そしてスペシャルゲストも参加してくださいます。みなさんそれぞれのかたちで坂本さんとの結びつきがあります。今回お届けする坂本さんの楽曲、そして坂本さんと一緒に演奏してきたジョビンの楽曲で、会場のみなさまを愛で包みたいと思います。ご逝去から1年以上たったいま、悲しみはまだ癒えませんが、こうして日本で坂本さんへのトリビュート公演ができることをとても嬉しく思います。 」
ジャキス・モレレンバウム(チェロ)
「久しぶりに日本に戻り、偉大なる師そして友人でもある坂本龍一さんへトリビュートしたコンサートができることを大変楽しみにしていますし、いろいろな想いに溢れています。先日、坂本さんと共通の友人から、坂本さんが私のことを「ブラザー」だと思っていたということを聞きました。まったく同じように、坂本さんは私にとって「ブラザー」です!そして今回のトリビュート公演で、私のもうひとりの日本の「ブラザー」である伊藤ゴローさんとご一緒できることをとても嬉しく思います。私をゴローさんに紹介してくれたのはまさに坂本さんなのです。ツアーが楽しみでたまりません。」
伊藤ゴロー(ギター・編曲)
「MORELENBAUM2/SAKAMOTO「casa」での教授(坂本龍一)の試みは、ボサノヴァという"聖なる隠れ家"から、ジョビンの作曲を新たに具現化することだったと感じています。このツアーでは、尊敬するパウラ&ジャキス・モレレンバムと共に、教授の美学と哲学に挑み、その魅力を皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです。」
伊藤ゴロー(ギター、編曲)
青森市出身の作曲家、ボサノヴァ・ギタリスト、音楽プロデューサー。
ボサノヴァ・フィーリングを感じさせる独自の楽曲で、ロック〜クラシック〜ミニマルとジャンルを横断し、高度な構築力を持ちながら、心地よく楽しめる音楽世界を探求。編曲においては、独特のハーモニーからコードの魔術師と呼ばれる。ソロ活動以外にも、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏との共演や、ブラジルのミュージシャンとも親交が深く、ジャキス&パウラのモレレンバウム夫妻との共演は海外でも話題を呼んだ。近年のプロデュース作品は、原田知世『恋愛小説4〜音楽飛行』(2023)、『fruitful days』他。映画音楽『桜のような僕の恋人』(2022)、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(2024)など、映像との音楽も多数手がける。
2006年、自身が企画した『ペンギンカフェオーケストラ・トリビュート』をきっかけに坂本龍一氏との交流がはじまった。2008年、ボサノヴァ・デュオnaomi & goroのアルバム『Bossa Nova Songbook 1』を坂本氏のレーベルcommmonsからリリース。その後、坂本氏からジャキス・モレレンバウムを紹介され、リオデジャネイロで『Bossa Nova Songbook 2』『passagem』を録音。坂本氏もピアノで参加。その他、ソロアルバムや、自身が企画したアルバムもcommmonsからリリースした。
ジャキス&パウラ・モレレンバウム
ジャキス・モレレンバウム(チェロ)
パウラ・モレレンバウム(ヴォーカル)
出演
佐藤浩一(ピアノ)
小川慶太(ドラムス、パーカッション)
角銅真実(パーカッション)
伊藤彩(ヴァイオリン)
スペシャルゲスト:坂本美雨(ヴォーカル)
ミュージシャン。1980 年、音楽一家に生まれ、東京とNY で育つ。1997 年、「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義で歌手デビュー。音楽活動に加え、ラジオテレビ司会、ナレーション、執筆、演劇など表現の幅を広げている。2011 年よりTOKYOFM/JFN 系全国ネット『坂本美雨のディアフレンズ』のパーソナリティを担当。2024年4月よりNHK E テレ「日曜美術館」司会に就任。愛猫家として知られ、著書に「ネコの吸い方」がある。自身のSNSでも愛猫“サバ美”や娘との暮らしを綴っている。2021 年、アルバム「birds fly」をリリース。「東京2020 パラリンピック」開会式でパラ楽団のボーカルとして「いきる | LIVE」を歌唱。2022年、活動25周年を迎え、記念シングル「かぞくのうた」、娘との日々を綴ったエッセイ「ただ、一緒に生きている」(光文社)を上梓。2023年12月に韓国(ソウル)でワンマンライブを開催した。最新作はEP『あなたがだれのこどもであろうと』 。
Photo 前康輔