第一部
宇宙はどのように始まったか?
ー現代科学の描き出した宇宙創世記ー
コーディネーター・講師
佐藤勝彦(日本学術振興会・学術システム研究センター顧問)
「私たちの住むこの世界はどのように始まったのだろうか」、この疑問は人類の歴史が始まったころからの 問いかけでした。
21世紀の今、科学の飛躍的進歩、特に近年の人工衛星等ハイテク天文観測や 宇宙初期からの重力波観測によって宇宙開闢頃の姿が描き出されようとしています。 理論と観測によって描き出されようとしているその姿を紹介します。
第二部
人類が初めて捉えたブラックホールの姿
ー研究の最前線と今後の展望ー
講師
秦和弘(国立天文台 水沢VLBI観測所助教)
ブラックホールは約100年前にアインシュタインの一般相対性理論に基づいて導かれた、宇宙で最もミステリアスな天体として有名です。
最近ではブラックホールの初撮影や、ノーベル物理学賞のニュースなど、観測装置の発達によりブラックホール研究は大きな進展を遂げています。本講演では最先端の観測によって明らかになったブラックホールの姿と、今後の研究の展望について紹介します。
トークセッション 佐藤勝彦×秦和弘
第一部、第二部の講演を踏まえ、講師がお互いに聞いてみたいことや、会場のみなさんの質問にも答えます! 双方向のコミュニケーションがとれるセッションを予定しています。
<お客様へのお願い>
・発熱又は風邪の症状がある方は、ご来場をお控えください。
・会場でのマスク着用、検温、手指のアルコール消毒にご協力ください。
・本講座では、座席の間を空けてお座りいただく予定です。ただし、今後の感染状況により、ガイドラインが改定された際には、追加受付を行う可能性がございます。
・新型コロナウィルス感染症の影響により、講座を変更・中止する場合があります。必ずグランシップホームページで最新情報をご確認ください。
日時 | 2021年3月28日(日)13:00~(受付12:30~) |
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会場 |
静岡県産業経済会館 3階 大会議室 (静岡市葵区追手町44-1) |
料金 |
一般1,000円 学生500円(28歳以下) 高校生以下無料 ※事前申込制、当日支払い(先着順、定員になり次第締切) |
プレイガイド |
グランシップ窓口 グランシップチケットセンター TEL. 054-289-9000 申込フォーム (12/20~受付開始) |
お問い合せ |
グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000 |
秦和弘(国立天文台 水沢VLBI観測所助教)
1983年島根県松江市生まれ。2007年 名古屋大学 理学部 物理学科卒、2012年 総合研究大学院大学博士課程修了。理学博士。イタリア国立宇宙物理学研究機構 研究員、日本学術振興会 特別研究員を経て、2016年より国立天文台 水沢VLBI観測所 助教。電波望遠鏡を用いて活動銀河など宇宙の高エネルギー現象を研究。史上初のブラックホール撮影に成功したEvent Horizon Telescope国際チームの中心メンバーを務めるとともに、近年は日韓中などの東アジア地域における国際電波望遠鏡ネットワークの構築も推進中。2018年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。