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塗り下駄職人
一度は靴メーカーに就職。が、「自分の力で創りたくなって」靴の学校を探しに海外にまで出掛けていく。
「でも、気づいたんです。日本には下駄がある。下駄なら自分で面白いことができるかもしれないって」
そんな彼女が創る下駄は、どれも軽やかで楽しげだ。花を摘み、押し花にして貼ったり。ドライフラワーを樹脂で固めて付けたり。「自分らしさは図案や柄かな」
師匠の特別な計らいで、下積みもなく、塗りなどの楽しい作業からやらせてもらってきた。しかし、今は「昔のものをきちんと勉強したい」と、職人の後継者向けに開かれる漆の講座に通っている。
「いずれは自分の創ったもので生計を立てたいなと。近いうちに海外で個展ができたらとも思ってます」
伝統の世界にも、新しい風は、吹いているようだ。
プロフィール
インテリアの専門学校を卒業後、シューズサンダルメーカーに勤務し、製造・企画に携わるも、自分一人の力で何かを創りあげたいとの思いから、一旦は靴の勉強を志す。しかし、その過程で“下駄”に出会い、'98年駿河塗り下駄職人の佐野成三郎に師事。駿府匠宿でクラフトインストラクターのアルバイトを続けながら、下駄づくりに励む。最近では、ファッション誌等で単品またはモデル着用で度々紹介されるようになり、各メディアが注目。'74年静岡市生まれ。