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イベント

グランシップ伝統芸能シリーズ

人形浄瑠璃 文楽

太夫、三味線、人形遣いの三位一体

ユネスコ無形文化遺産で日本が世界に誇る「人形浄瑠璃 文楽」を県内で鑑賞できる貴重な機会。
お半・長右兵衛の「桂川連理柵」、お初・徳兵衛の「曽根崎心中」、世話物の名作を上演。
字幕表記や出演者によるあらすじ解説もあるので、初めての方でもお気軽に。

昼の部:「桂川連理柵」~六角堂の段~帯屋の段~道行朧の桂川
夜の部:「曽根崎心中」~生玉社前の段~天満屋の段~天神森の段

配役表はこちら↓
http://www.granship.or.jp/files/data/000351.pdf

<文楽協会ホームページ>http://www.bunraku.or.jp/


◆◆事前レクチャー◆◆
8/29(火)14:00~
「山川静夫のここがみどころ・ききどころ~文楽人形遣いにせまる~」
静岡市出身で元NHKアナウンサーの山川静夫さんが、文楽のここに注目すると面白い!というポイントをご紹介。
詳しくは下記をごらんください。
http://www.granship.or.jp/event/detail/1720



◆◆チケット購入者限定!◆◆
10/7(土)17:00~17:30
「わかる!文楽入門講座」
公演に出演する技芸員による、太夫、三味線の解説や実演などを間近でごらんいただけます。
講師:豊竹咲甫太夫(太夫)、鶴澤清志郎(三味線)
会場:6階交流ホール
文楽公演のチケットをお持ちになって、直接会場へお越しください。昼の部、夜の部どちらでも結構です。(申込不要・参加無料)


公演当日、お着物でご来場の方に先着でプレゼントをご用意!

日時 2017年10月7日(土)
昼の部13:30~/夜の部18:00~
会場 中ホール・大地
料金 1階席3,600円 こども・学生1,000円 昼夜通し券6,480円 2階席1,000円
※2階席は上から見下ろすため、人形が見にくく、舞台が見切れますので御了承ください。
※昼夜通し券は、グランシップチケットセンター窓口または電話(054-289-9000)のみでの取り扱いです。WEB販売はありません。
プレイガイド グランシップ窓口
グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000
オンラインチケット販売
発売日 友の会先行販売:6/25(日)~7/1(土)
一般発売:7/2(日)~
主催 公益財団法人静岡県文化財団、静岡県、公益財団法人文楽協会
協力 株式会社紺文シルク
お問い合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000
車椅子をご利用の方へ 車椅子でご来場の方は、公演前日までにご連絡ください
託児サービスを
ご希望の方へ
ボランティアスタッフによる無料託児サービスをご希望の方は公演1週間前までにご連絡ください(TEL:054-203-5714)
2歳以上の未就学児に限ります。
「桂川連理柵」あらすじ
閉会ボタン

宝暦11年(1761)、京都の桂川において、38歳の男と14歳の少女の水死体発見。殺害されたようですが、すぐに心中事件として浄瑠璃に取り込まれ、歌舞伎となり、歌謡となって広く知られた、お半・長右衛門の物語。その代表的作品が、安永5年(1776)、大坂の北堀江市ノ側の芝居で初演された菅専助の上下二巻の世話物で、今回ご覧いただくのは下の巻、道行は原作にはなく、のちに補われたものです。
長右衛門は、帯屋繁斎の養子で、お絹と結婚して10年、子供はなし。お半は、隣家の、長右衛門の恩人の娘で、幼いときから長右衛門を慕っています。この二人が旅先でやむなく同じ布団に。そして間違いを犯し、お半は妊娠。我が子のようなお半への取り返しのつかない、また、亡き恩人を裏切り、妻にも言い訳できない過ちに、苦悩する長右衛門。
一方、繁斎の後妻とその実子儀兵衛は、店の乗っ取りを画策。長右衛門を追い出そうと、盗みの罪をなすりつけ、旅先での関係を記したお半の手紙を読み上げ、大騒ぎ。追い詰められた長右衛門を救ったのは、噂でお半とのことを知って苦しみながらも、夫を大切に思うお絹でした。
過ちを苦にして長右衛門が自害するのを恐れ、堪えて生きるよう意見する養父、いつまでも夫婦でと訴える妻。けれども、お半の妊娠に加え、もうひとつ、死んで責任を取らねばならない難題を抱えた長右衛門は、既に死を覚悟していました。お半もまた妊娠と長右衛門への叶わぬ恋に悩み、身を投げようと桂川へ。一緒に死ぬのが運命だと悟り、長右衛門も桂川へ…。
眼目となる「帯屋」では、苦悩を内に秘めた長右衛門夫婦や繁斎とは対照的に、派手に、憎々しく、滑稽に動き回る後妻親子と洟垂れ丁稚が、舞台を賑わします。前半の儀兵衛と丁稚のやりとりは、客席を笑いの渦に巻き込むチャリ場として有名。後半はがらりと雰囲気が変わり、深刻で、長右衛門、妻、養父それぞれの心情が胸に迫ります。可憐なお半が長右衛門に背負われて登場する道行にも、ご期待ください。

「曽根崎心中」あらすじ
閉会ボタン

元禄16年(1703)、大坂の曽根崎にあった天神の森で、遊女と醤油屋の手代が心中。これを近松門左衛門が浄瑠璃にして、一月後、大坂の竹本座で初演。古い時代の事柄だけを扱って来た浄瑠璃に、世話物という新ジャンルを確立させた作品です。昭和30年(1955)、野澤松之輔の脚色・作曲で復活されて以来、不動の人気を誇り、海外公演でも絶賛されています。
平野屋の手代徳兵衛は、天満屋の遊女お初と真剣に愛しあう仲。伯父でもある主人が継母と勝手に縁談をまとめてしまったのを知って、主人と大喧嘩。破談にはなったものの、継母が受け取った金を返すことに…。
ところが、苦労して継母から取り返して来た金を、友人の油屋九平次に、窮状を訴えられて数日の約束で貸したところ、だまし取られてしまいました。九平次の企みは巧妙。逆に証文偽造、騙(かた)りの汚名を着せられた徳兵衛は、力づくでも金を取り戻そうとして、人々の前で散々に打ちのめされ、大切な金も、面目をも失って、死を決意します。
その夜、お初は、店の外に哀れな姿を見せた徳兵衛を、裲襠(うちかけ)の裾に隠して店の縁の下へ。お初の足元に徳兵衛が身を潜めるとも知らず、九平次は遊女たちに〝犯罪者〟徳兵衛の悪口を言いたい放題。縁の下で悔しさに身を震わせる恋人を、お初は足先でなだめ、ともに死ぬ覚悟を伝えます。その足を喉笛にあて、押し戴き、涙する徳兵衛。直接言葉を交わすことなく、誰にも気づかれず、足によって二人が心を通わせる―全篇の山場です。
深夜、店を抜け出した二人は天神の森へ。この世の名残、夜も名残…名文として知られる美しい道行、哀感に満ちた三味線の音が心にしみる心中。離れ離れになっては片時も生きていられず、恋を貫いて命を絶った二人を、近松は原作で〝恋の手本〟と讃えました。

NHKの時代劇『ちかえもん』でも取り上げられたお初と徳兵衛の恋を、ぜひ本家の文楽で味わってください。

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