
新春を華やかに飾る「グランシップ静岡能」。今年は宝生流による能2番と狂言、仕舞の公演。能は祝い事の色合いを持った『花月(かげつ)』『石橋(しゃっきょう)』を披露。
シテ方5流派の中で一番若き宗家、宝生流二十世宗家・宝生和英氏が『石橋』のシテ(主役)をつとめ、その脇をベテラン陣が固めます。狂言には野村萬斎氏がつとめます。
| 花月 | ~芸事が結んだ父子の再会~ |
| シテ 水上 優 |
| 寝音曲 | ~主人と太郎冠者の愉快なやりとり~ |
| 野村萬斎 |
| 八島 | 佐野 登 |
| 藤 クセ | 髙橋 章 |
| 三山 | 前田晴啓 |
| 善知鳥 | 朝倉俊樹 |
| 石橋 | ~若き宗家が魅せる獅子の舞~ |
| シテ 宝生和英 |
グランシップ静岡能 番組表(PDF:70KB)
※出演者が一部変更になりました。今井泰行→ 東川光夫
九州彦山の麓に住む者の子供が七歳の時に行方不明となってしまったので、その父は僧となり我が子を求めて諸国を行脚します。
都の清水寺を詣でた時、来合わせた門前の男に案内を頼むと、花月という喝食が面白く狂うことを教え、花月を呼び出します。花月は勧められるままに恋の小歌を歌い戯れ、鶯が枝を飛び交って花を散らすのを弓矢で狙い、また清水寺の縁起を曲舞で舞って見せるなどして見物人を大いに喜ばせます。
先程からじっと花月を見ていた旅僧は、これこそ行方を尋ねる我が子ではないかと思い、さまざまの質問をし、自分は父親だと名乗ります。花月は父との再会を喜び、門前の男の所望にまかせて鞨鼓を打って、天狗にさらわれてからの身の上話を謡います。そしてこれからは父とともに仏道修行に出ようと立ち去っていきます。
謡自慢の太郎冠者の謡をききたいと、主人が所望すると、冠者は何かと勿体ぶった挙句膝枕で寝ぬと声が出ぬなどと注文をつけ主人の膝を枕に気持よく謡っているが、はてさて人間カセットラジオのおかしさは……あとは舞台でのおたのしみ。
大江定基は出家して寂昭法師と号し、唐に渡って仏寺や霊地を巡礼した後、清涼山の石橋のほとりにやって来ます。現世と浄土をつなぐという有名な石の橋で、これがその橋なのか人に尋ねようと思った法師が誰か来るのを待っていると、一人の童子が現れます。
童子はこの橋がそうであると教えますが、法師が渡ろうとするとそれを止めます。そして、この石橋が幅一尺もない上千古の苔に覆われて滑りやすく、谷の深さを見れば足がすくみ気を失う程で、並みの修行者では渡れぬ橋だと説きます。そして、向かいは文殊菩薩の浄土であるから、ここで待てばやがて菩薩如来が現れるであろうと言って立ち去ります。
法師が待っていると、菩薩の使者である獅子が石橋の上に出現し、目も眩むばかりに咲き乱れた牡丹の花に戯れつつ雄壮な獅子舞を舞い、千秋万歳を祝います。
| 日時 | 2010年1月24日(日) 開演14:00/開場13:30 |
|---|---|
| 会場 | グランシップ 中ホール・大地 |
| チケット | 一般S席5,000円 一般A席4,000円 学生2,000円(大学生以下) |
| プレイガイド | |
| 発売日 | 友の会先行予約日 2009年10月18日(日)~20日(火) 一般発売日 2009年10月25日(日) |
| 託児サービス(無料) | ボランティアスタッフによる託児サービス(無料。2歳以上未就学児に限る)を希望の方は公演1週間前までに、静岡県文化財団企画制作課TEL.054-203-5714までご連絡ください。定員になり次第締め切りさせていただきます。 |
| 主催 | 財団法人静岡県文化財団、静岡県能楽鑑賞会、静岡新聞社・静岡放送 |
| 後援 | 静岡県、静岡県教育委員会 |
| お問い合わせ先 | グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000 |